スプレッドの狭さや口座開設者の多さ・各種ランキングサイトでの高い評価などを見て、魅力的に思えてしまう口座もあるでしょう。
しかし、大切なお金を預ける会社なので、信頼できる会社をしっかりと自分で選ぶことが大切です。
このページでは、チェックすべき項目を1つ1つ詳しく説明していきます。
信頼度の高さ
過去には、実際に破綻してしまったFX会社があります。預けたお金を横領をしたうえに、計画倒産して夜逃げした悪徳業者までありました。
FX会社を選ぶうえで、信頼度の高さは、最も重要なことだと言えます。
では、どのように信頼度の高いFX会社を選ぶべきなのか。
最も良い方法は、短資会社を選ぶことです。
短資会社とは、取引期間が1年未満の短期金融市場で、金融機関同士の仲介業務を行う会社です
最も倒産しにくいという点では、信頼度が高いと言えます。
現在、日本国内の短資会社は、上田八木短資・セントラル短資・東京短資の3社のみとなっております。
短資会社以外は危険なのか?
上記した3社以外は、危険なのかと思うかもしれませんが、そうではありません。
国内のFX会社は、信託保全が義務化しています。
信託保全とは、金融商品取引法並びに関係諸法令諸規則に基づき、預けた証拠金をFX会社の固有資産とは区分して、信託銀行が管理することです。
区分管理される対象は、預けた証拠金以外に、未決済の約定評価損益(スワップ金利を含む)と既決済の取引損益(スワップ金利を含む)の合計になります。
各FX会社が、どのように信託保全を行っているか、しっかりとチェックしてみましょう。
スプレッドの狭さ・約定力の高さ
FXには、買値と売値の2つの値段があります。
その差を「スプレッド」と言います。
多くのFX会社が、このスプレッドの狭さをメリットとして挙げていますが、スプレッドが狭い口座=良い口座というわけではありません。
いくらスプレッドが狭くても、約定力が低いFX口座は避けるべきです。
約定力が低いこととスリッページが頻繁に起こることは同じ意味です。
スリッページとは、注文した価格と実際に約定された価格の差のことを言います。
スリッページが頻繁に起きてしまうと、スプレッドの狭さが無意味になるだけでなく、損失につながってしまいます。
特に短期売買をする方は、しっかりと調べておきたい重要なポイントです。
多少スプレッドが広いFX口座でも、スリッページなし・約定拒否なしという条件であれば、安心してトレードすることができます。
スプレッドの狭さだけでなく、約定力も大切ということを把握しておきましょう。
サーバーの強さ
急激なレート変動によるサーバーダウンによって、想定外の損失をしてしまった方もいます。
取引システムの管理がしっかりしている会社を選ぶということも重要なポイントです。
調べてみるとわかりますが、過去にシステム障害を繰り返し発生させたFX会社に行政処分が下されたこともありました。
大手だから信頼できるというわけではありません。
取引システムの管理をしっかり行っている会社かどうかということも、必ず調べておいてください。
取引ツールの使いやすさ
いくら機能が充実していても、複雑なシステムで注文が出しにくいと、売買のタイミングを逃してしまいます。
最初は、発注しやすいシンプルな注文画面でトレードする方が良いと思います。
個人的な意見になってしまいますが、注文が出しやすく、チャート分析もしやすいという口座は少ないです。
複数の口座を開設し、自分に合ったトレード環境を整えていくと良いトレードにつながるはずです。
注文画面やチャートの特長を、各FX会社のページに載せておいたので、参考にしてみてください。
情報量の豊富さ
FXトレードをしていると、突然値が上がったり、下がったりするときがあります。
そういったときに、素早く情報を提供してくれるFX会社があると、何があったのかをいち早く知ることができます。
ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析など、具体的な投資売買戦略などを提供してくれるところもあります。
そのほかに、同じFX会社で取引をしている人たちが保有しているポジションのポジション比率情報や新規・決済注文の比率がわかる売買比率情報などもあります。
自分が欲しい情報が得られる環境を整えると、安心してトレードすることができます。
自分に合った口座を探してみてください。
トレード用と情報収集用の口座を開設している方も多いです。
DD方式かNDD方式かを確認する
DDとは、Dealing Desk(ディーリングデスク)の略、NDDは、NO Dealing Desk(ノーディーリングデスク)の略となります。
DD方式では、トレーダーとインターバンクの間に、FX会社のディーラーが入ります。
DD方式のFX会社のディーラーの仕事は、私たちが出した売買の注文をFX会社内の顧客間で相殺したり、顧客のオーダーと反対の売買で処理したり、カバー先の銀行に注文を出すことです。
簡単に言えば、インターバンクに注文を出すかどうかを自由に選べるということです。
DD方式の主なメリットは、スプレッドが狭いということです。
DD方式の、主なデメリットは、ストップ狩りをされる可能性があるということです。